高専生ならパソコンに詳しそうなものだけど、意外とパソコンに関する質問も多くあります。
どのパソコンを買えばいいか、学校の方で指定してほしい。
そんな意見もあるほどです。
しかし、沼津高専ではPCの共同購入はありません。
パソコンというものは、使用する本人がどのような使い方をするかで必要なスペックや周辺機器が変わってくるので、学校としては答えづらいものです。
ですが、本記事ではあえて、高専生がパソコンを選ぶ時のポイントと、高専生にオススメできそうなパソコンを選んでみました。
ただし、パソコンは高専入学と同時に必要になるものではありません。
パソコンを選ぶ時のポイント
私が考えるスペックは以下のようなものです。
ただし、学生本人の専門学科や使用目的により、必ずしも当てはまるものではありません。
- Microsoft Officeがインストールされていない
- 持ち運びしやすい
- マイクとスピーカー、カメラがついている
- パソコン性能
- CPU(Inntel Core i5以上)
- メモリー(16GB以上)
- ストレージ容量(SSD 512GB以上)
情報系や制御系の人たちや、それ系のサークルに入っている人たちのスペックは、すごい良いものを使っているよ。
MS Officeがインストールされていない
エクセルやワード、パワーポイント等はレポート作成や発表等に必須のソフトウェアです。
ついMicrosot Officeが入ったPCを選んでしまいがちですが、Officeは必要ありません。
MS Officeが必要なのに必要ないって、どういうこと?
意外と知られていないことですが、(一部の高専を除き)高専生はOffice 365を無償で使用できます。
高専生は無償でMicrosoft 365 Educationが使用できます。ですから、わざわざOfficeが入っているPCを購入する必要はありません。
無償で使用するためには、学校が各学生に割り当てたメールアドレスが必要。
高専に入学すると、学生一人ひとりにメールアドレスが提供されます。各学生に割り当てられたメールアドレスを用いて下記ページより登録すると、無償提供のMicrosoft 365がダウンロードできます。
https://www.microsoft.com/ja-jp/education/products/office
家電量販店にノートPCを買いに行った際、
高専は無料でOfficeを使うことができると聞いたんですけど……
と店員さんに伝えたところ、沼津高専が無償提供されている学校かどうか調べてくれました。
無償提供該当校かどうか、調べてからPCを購入すると良いでしょう。
Officeが入っていないとそれだけ安く購入できるから、これは嬉しい特典ね。
高専を卒業してしまうとこの特典は無くなってしまうので、その際OnDriveなどに保存されているデータは失われてしまいます。卒業前に他にデータを移すなり、対策をしておきましょう。
高専卒業後は無償で使用できなくなるので、新たに個人のアドレスで契約しなおすか、大学に進学したのであれば大学のメールアドレスで契約しなおす必要があります。
持ち運びしやすい
実験や実習によってはパソコンを学校に持っていく必要がありますし、5年生にもなれば卒業研究のために毎日のようにパソコンを持っていかなければなりません。
あまりにも大きかったり重たいパソコンは、持ち運びの負担になってしまいます。
できれば軽量のものがいいです。
マイクとスピーカー、カメラが付いている
普段なら必要はありませんが、学級閉鎖による遠隔授業やリモート会議のために、マイクやスピーカー、カメラはほしいです。
現在販売されているノートPCなら標準装備されているとは思いますが、念のため確認はしておきましょう。
パソコン性能
これが一番難しいとことかもしれません。
学科により、また、本人がパソコンをどのように用いたいのかによって変わってきます。
エクセルやワードで学校のレポートを作成するだけなら、それほど高性能なものは必要ありません。
でも、高専生のことです。
なにをはじめるか分かったものではありません。
3年時、学習支援部(旧マテカ)長していた娘は、
コロナで対面での活動ができなかったから、自撮りして動画編集して、成績の悪いやつに見てもらうようにしたよ。
高かったけど、動画編集にも対応できるように、高性能のものにしておいてよかったと思いました。
高専生にオススメのパソコン5選
以上のことを踏まえて、高専生にオススメのパソコンを選んでみました。参考にしてください。
Fujitsu LIFEBOOK UHシリーズ
富士通公式サイトには学割がありますので、購入するなら公式サイトがおすすめです。
- 重量:689g
持ち運ぶことを考えると、689gは魅力的。
特に女子には嬉しい軽さ。
そしてカラーバリーエーションも、黒のほか、ガーネット・レッドとシルバーホワイトがあります。
Acer Swift Go
公式サイトでは3月11日まで新生活応援キャンペーン実施中
- バッテリー駆動時間:約9時間
- 重量:約1,320g
Lenovo Yoga 7i 2-in-1 Gen 9 – タイダルティール
- タッチパネル対応
- ヒンジが360°回転する
タッチパネル対応で、ヒンジが360°回転するのでタブレット端末のように使用できるちょっと変わり種のPC。
Dell Inspiron 14
私は13インチタイプのものサブマシンとしてを持っているのですが、ちょっと画面が小さくて普段遣いにはつらいので、14インチをオススメします。
- DELLなので、余計なソフトウェアがほぼ入っていない
- 安い!
最初から余計なソフトウェアが入っていないのが最大の魅力。
私自身が気に入っているノートPCなので、娘にも当然ススメたのですが…、
色がヤダ!
とあえなく却下されました……。
シルバーはお嫌いですか、そうですか…。
dynabook
- 重量:880g
- バッテリー駆動時間:24時間
1kg以下なのは、持ち運びを考えると魅力的。バッテリーの駆動時間も24時間もあるの素晴らしい。
どうする娘のパソコン選び
参考までに、娘のパソコンを選んだ時の話。
娘用のノートパソコンは、1年の終わりの春休みに購入しました。
持ち物を白で統一させているから、白がいい!
寮の役職者になるとPCが必要になるとのことで購入です(2年の時は階長をやっていました)。
親の私としては、PCのスペックと価格だけで決めたかったのですが、そこはお年頃の女子です。
見た目にもこだわります。
初めて使う自分のパソコンなんだから、自分が気に入ったデザインのものを買えばいいよ。その方が使っていて楽しいじゃん。
ちなみに、必要と思われるパソコンのスペック範囲は、私が選んでいます(当時の我が家のパソコン知識:私>夫>>娘)。その範囲内で娘に選ばせました。
ということで、娘が最終的に選んだのは、
ではないけれど、このシリーズの当時の最新バージョン。もちろん、ボディは白。
必要のないソフトが予め入ってしまっているのが邪魔くさいようですが、それ以外は満足して使っています。
大学に進学した今も、使用中。そろそろスペック的に物足りなくなりそうなものだけど、今のところ問題なさそう。
機械系なので、それほどこだわりがないというのもあるかもしれません。
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