高専には制服のある高専とない高専があり、約半数の高専には制服が存在しません。
また、一般的な普通高校にあるような服装にまつわる校則もないため、制服のない高専では学生たちはそれぞれ好きな服を着ています。
さすがに実習の時は、安全のために作業着(または白衣)を着、安全靴を履き、長い髪は安全帽に入れなければなりませんが、そうでない時は自由です。
金髪に染めていても、誰も文句は言いません。
学生たちは就活の時期はさすがに黒髪にするけれど、就職先が決まったら、また金髪に戻すんですよね。そして就職する時は黒髪に。
ピアスの穴を開けるのも自由。
本記事では、高専生たちの服装を見ていて気づいたことを書いています。
1年の夏休み明けに増える茶髪とピアス
夏休み前は高専の様子がまたよくわからないこともあって、髪を染めたりピアスの穴を開けたりするような子はあまりいません。
それが夏休み開けると、あの子もこの子も髪を染めてきて、中にはピアスの穴を開ける学生も登場。
逆に黒髪のほうが目立つ存在に、女子はお化粧をするようになります。
高体連の大会で目立つ金髪・ピアス
校則縛りのある周囲の一般高校生たちに、金髪やピアスはいません。
あいつ金髪だから、会場で探すの楽でいいや。
黒髪ばかりの中に金髪の高専生。目立つ、目立つ。
えっ?あの子なに?金髪の子?えっ?高専なの?高専って、頭いい学校だよね。なんで金髪?!?
なんて声が聞こえてきます。
髪を染めるような生徒がいるような高校生は、一般的に偏差値の低い高校の生徒と思われることが多いため、偏差値の高い高専生が髪を染めていることに驚かれます。
高専大会はファッショナブル
ダサくて地味なイメージの理系の学生たちですが、高専大会に行ってみたら、皆さんおしゃれで良い意味で期待を裏切ってくれました。
おしゃれ度にはもちろん温度差はあり、全員ではありません。それぞれ一部の学生です。
- 応援女子たちはもちろんお化粧(選手たちは汗で崩れるからあまりしない)
- ツーブロックマンバン(ちょんまげ)ヘアを決めてる男子
- 男子も女子もピアス
ファッションが決まっていて、しかも強かったりすると、普通にカッコ良く見える!
はじめて見た時は、それなりにビックリしました。
高専あるあるを気にしたら……
入学して先輩たちから教えられる高専あるある。
服装に関するあるあるに、
高専生はチェック柄が多い
というものがあります。そしてそのあるあるを気にしてチェック柄を避けた結果、
高専生はボーダー柄ばっか
という現象が発生したそう。
服装が自由だからといって……
寮生活をしていると、ほぼ寮と食堂、学校の行き来のみになります。
だんだん着替えるのが面倒くさくなって……。
実習がある時は、作業着で学校に行って、作業着で授業を受け、作業着で実習。
さすがに部活動ではジャージになるけど、作業着の下にジャージを着ていたりするから作業着を脱ぐだけで、お風呂の時間までそのままのこともあったりなかったり。
ジャージはパジャマでもあり、運動着でもあり、普段着でもある。
靴は普段はスニーカー(時々クロックス)だけど、実習がある日は安全靴で登校。
どこか出かけるような時はジャージではなくカジュアル服になります。
学校以外にどこかに出かけるような用件もなく、高専生以外に会うこともないような日は、ジャージのまま1日を過ごしてしまうことがよくあるようです。
いくらなんでも、だらしなさすぎない?本人たちが問題ないと思っていれば別に良いんだけどさ。
ファッションを決める時は決めるけど、抜く時は抜いているというとこで良いのかな?
ファッションも試行錯誤
学生によって、ファッションに対する興味も温度差があります。
おしゃれな学生もいれば、そうでない学生も。
中学生の頃は制服があったので私服のことを真剣に考える必要はありませんでしたが、毎日が私服となると、それなりに考えなければなりません。
これ、買ってみたけど、合わせ方が分からなくて殆ど着てないんだよね。お母さんにあげるわ。
という感じで、長期休暇で自宅に引き上げるたびに、娘の要らない服を大量に貰い受けていました。
流石に年齢に見合わないものは、お母さんでも着れんぞ!
娘と服のサイズが同じということもあり、娘のお古を喜んで着ている母です。
初期の頃は買って失敗した服が大量にありましたが、今はお気に入りの形ができたとあって、買ってみたけど着ない服が出ることは少なくなりました。
コメント