【高専】留年するとどうなるの?

普通高校でも留年という制度があります。しかし高専の留年率は普通高校に比べてひじょうに高いです。

ただし、休学して留学する「積極留年」も留年率に含まれてしまっています。留学する人が多い高専は高くなりるので注意が必要です。

留年率の数値を見るときは、上記のことも頭の片隅にでも置いておいてください。

留学に力を入れている高専は必然的に留年率が高くなります。希望する高専の留年率が高い場合、留学する人の割合も同時にみてください

大学でも留年制度があり、理系学部は留年する人は多いです。

保護者

大学生の留年は当たり前のように感じるけど、高校生で留年なんて、病欠以外あまり考えられないでしょ。高専は高校生になる学年も含まれるわけで、やはり留年してしまうことを考えると不安よね。

1つ2つ単位を落としたところで留年にはなりませんが、進級に必須の単位を落としてしまった場合は、残念ながら留年となってしまいます。

授業にきちんと出席し、課題をやって提出し、テスト勉強をしていれば、留年することはまずありません。

近年、できるだけ留年生を出さないとうにという文科省からの働きかけもあり、さまざまな救済措置が取られるようになったため、留年する人は減少傾向にあります。

保護者

うちの子、進級ん必要な単位が危うくて、留年しそうなの。留年しちゃった学生はどんな生活を送ることになるの?やっぱり気になるわ。

留年制度があることで、高専卒業生の質が担保され、企業からの高評価に繋がっていることはわかっています。わかってはいるけれど、自分の子が留年してしまうなんてこと、親ならば心配になるのは当然のことです。

本記事では、留年してしまった学生のその後について紹介します。

目次

留年した学生のその後

留年すると、当然のことながら今まで下の学年だった後輩たちと同じクラスになります。

その時留年してしまった学生の反応は、以下の3つのパターンに分かれます。

  1. もう一度、同じ学年で後輩たちと学生生活を楽しむ
  2. 休学して様子を見る
  3. 退学する

親としては、たとえ留年してしまっても、①の学校生活をなんとか楽しんで送り、卒業まで頑張ってほしいと願いたいものです。

そのどちらになるか、本人の学校に対する姿勢もありますし、親の子どもに対する姿勢もあるかもしれません。

後輩と一緒にもう一度授業を受け、学校生活をエンジョイする

以前は留年すると再度同じ授業をすべて受けなくてはならなかったようですが、現在は落とした単位の授業だけを受ければ良くなりました。

落とした授業を受けるだけということは、つまり、自分が苦手な科目だけを集中して勉強すればいいということになり、苦手科目の理解が深まることになります。

留年が決定した瞬間は、やはり精神的に落ち込むようです。落とした授業を受けるだけですので、時間的余裕が生まれるメリットがあります

留年のメリット

留年することで時間的余裕が生まれます。その時間を有効に活用し、好きなこと、やりたいことに勤しんでいたりして、意外と生き生きとしています。

留年したことで新しいことにチャレンジでき、留年してよかったとまで言ってしまえる学生すらおり、ひじょうに前向き。

留年には暗い生活が待っているなんてことは、決してありません。

高専生の保護者

親としては留年することなくストレートで卒業して欲しかったんだけどな。お金の問題もあるし。でも、本人を見ていると結果オーライで留年してよかったのかも。

今まで同じ学年だった学生たちとの繋がりはそのまま継続され、その一方で同じ学年になってしまった後輩たちとの新たな繋がりが生まれます。

つまり、絆が2倍に増えるということ。

2つの学年の橋渡しといいますか、両方に顔が聞くといいますか、その2つの学年の両方で楽しく生活できてしまうようです。

とある高専生

上から落ちてきた人や下に落ちていった人って何人もいるんだけどさ、なんの違和感もなくクラスに溶け込んで楽しくやっているよ。後輩たちと同じクラスになったからといって、何も気後れする必要ないからね。

大学と同じで、留年は別に珍しいことではなく、恥じることではありません。

留年してしまったことに対して周りがうるさく言わなければ、本人はそのまま高専生活をエンジョイします。

休学して様子を見る

高専に入学するも、途中で不登校になってしまい留年してしまった場合は、すぐには退学せずに様子を見るという選択肢もあります。

休学後は復学できるパターンもありますが、残念ながら復学できずに退学してしまうパターンもあります。

  • 休学→復学→卒業
  • 休学→復学→退学
  • 休学→退学
とある高専生

休学している間に高認とって大学受験した友人もいれば、精神病んで一旦休学するも、その後復活して無事に卒業できたやつもいる。

高専で学び続ける意志があれば、一旦休学してもなんとか卒業できるよう。

工学に興味が無くなくなってしまった場合は、やはり退学を選択することになるようです。

退学する

残念ながら、留年すると同時に退学してしまう学生ももちろんいます。

留年と同時に退学してしまう学生というのは、

  • そもそも高専という学校に馴染めなかった
  • 他にやりたいことが見つかり、高専の勉強に興味がなくなった

高専を退学し、1年遅れて普通高校に編入していく人、高卒認定試験を受けて大学を受ける人。

退学後の道は様々です。

高専で3年生を無事に終了すれば高卒資格がとれますので、その場合は予備校に通って普通高校で学ぶ内容を勉強し直し、大学受験に望むことができます。

3年生になる前に退学してしまった場合は、高卒認定試験を受けて大学や専門学校に行かなければ、中卒となってしまいます。

このような事態になってしまうことを避けるためにも、高専という学校がどのような学校なのかをしっかり調べ、自分に合っているかどうかを考えた上で高専を選択してください。

就職内定していた場合は辞退

毎年何人か、いるようです。

先生

企業に就職が内定していたのに、留年して卒業できなくて、内定辞退のお断りの連絡を入れなければならなくなるんですよ。

学生が卒業できなかったために、企業に内定辞退の連絡しなくてはならないなんて、先生にとって嫌な仕事でしかありません。

翌年、辞退した企業が再び内定をくれることもあるようですが、あまり好ましいことではありません。

親や高専関係者だけでなく、内定をくれた企業にとっても迷惑をかけてしまいます。

卒業後の進路が決まったのならなおのこと、そんなところで留年なんてせずに卒業してください。

卒業式に間に合わなかったけれど、3月31日までには卒業認定をなんとか取れたなんていう、冷や汗者の学生が数人。内定辞退するより何倍もマシですけどね。

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この記事を書いた人

沼津高専機械工学科を卒業し、現在豊橋技科大3年生の娘をもつ母です。
娘は2年時:階長、卓球部部長→3年時:棟風紀、学習支援部長、卓球部部長、美化副委員長→4年時:寮生会長、美化委員長
私は教育後援会教育部会副部会長(2年時)→浜松支部副支部長(3年時)→浜松支部支部長(4・5年時)
と歴任しました

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 高専に通う息子がいる母です。高専でやりたいことがあり、本人希望で高専に進学。本人希望でやりたいこともあるのですが、なんと数学Ⅰ、数学Ⅱ、物理が赤点。高専生とは思えない!?非常に進学が危ない状況です。が、本人は学校大好き、友だち大好き、部活も大好き。クラスでは学級委員長的なものをしてます。。
    正直、自分が高専という世界も、そもそも理数系、工学系、など全く分からないことから不安でしかなく、成績を見ては怒ってばかり。でもこの記事を読み、まあ、留年してできないところをもう一度しっかり勉強してもいいかなと思えました。早生まれの溝をなんとなく埋められなかった(普通は小学生くらいでなくなると思いますが)息子なので、むしろかえってその方がいいのではとも感じました。
    とある高専生の母様の娘さんのように、優秀なお子さん羨ましいですし、もちろん留年はしてほしくないし、本人にもう少し将来の見通しをもって日々過ごしてほしいなとも感じますが、長い人生を考えたら、何事も順調に行くことばかりが良いわけではないですよね。
    息子の成長をもう少し余裕をもってみれそうです。ありがとうございました。

    • 息子さんが高専時代に留年してしまったという方に、卒業後に会う機会がありました。
      「あのとき留年してしまったことが信じられないくらいに、息子は今、海外を飛び回って、楽しそうに仕事しているよ」
      とその方は話しておられました。

      人生何があるか分かりませんね。
      学校が大好きなら、大丈夫だとは思います。

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