高専といえばロボコン!
ロボコンと、NHKロボットコンテスト大会に出場するために、日々活動を行っているのが高専ロボコン部!
ただし名称は高専によって異なり、ロボコン研究部だったり、ロボット倶楽部だったりいろいろありますが、ここではひっくるめてロボコン部としておきます。
ロボコン大会は、ロボコン部の大会です。
ロボコンが部活動の一つだったなんて、娘が高専に入るまで全然知りませんでした。
高専にもいろいろな部活動がありますが、高専といえばロボコンと言われるぐらいなので、ロボコン部は高専の花形部活と言っても過言ではないでしょう。
毎年出題されるテーマに沿ったロボットを自分たちの頭で考え、自分たちで設計し、製作します。
自分たちでゼロからロボットを創り上げていくことこそが、ロボコン部の魅力ではないでしょうか。
これぞものづくりの真骨頂!
本記事では、
- ロボコン部で活躍するためには、どの学科に入学すれば良いのか
- 高専によって異なるロボコン部にかける予算
- ロボコン大会
について紹介します。
ロボコン部で活躍したい中学生は、是非参考にしてください。
ロボコン部に活躍するためには、何科に入れば良いのか?
僕、高専に入ったらロボコン部に入りたいんですけど、ロボコン部に入るためには何科に入れば良いんですか?やはり電子工学科が良いですか?
何科でも問題ありません。
一つの学科に偏ってしまうよりも、いろいろな学科の人材がそれぞれの知識を生かした方が良いロボットができます。
- 機械科は設計図を描いたり強度計算をします
- 電気科は電気系統をどうするかを考えます
- 情報系・制御系の知識はプログラミングに欠かせません
- 素材の検討に、物質工学の知識も欠かせません
例えば、自動車1台をとっても、
- 機械の知識
- 電気の知識
- 電子制御の知識
- 化学の知識
- などなど
工学のさまざまな分野の知識と技術が結集して自動車が作られています。
ロボットも同じです。
いろいろな分野の知識と技術を結集させてロボットができます。
電子工学科に偏りがちなロボコン部ですが、より良いロボットを制作するためには、いろいろな専門知識をもった人が知識を技術を出し合った方が良いものが作れます。
ロボコンに出たいから〇〇科という考え方ではなく、何科でも良いので、自分の好きな分野、得意な分野の科に進んでください。
入学後はロボコン部に入部し、知識と技術を磨いて、ロボコン大会優勝を目指してください。
高専により違う予算
全国の高専が同じような環境で同じような予算で部活動ができたら良いのですが、現実はなかなか厳しいです。
学生たちがロボットにかける熱量は、どこの高専も大差ないと思っています。
しかし予算という如何ともし難い差があります。
ロボコン大会にはロボットを製作するための費用制限の規定があります。
ただし、費用制限は本番用の最終形態ロボットの費用であり、ここに試作機にかかる費用は含まれていません。
悲しいかな、どれだけ試作できるかどうかに予算の差が出ちゃうんだよね。
ロボット1台製作するのに、ただ唯一の本番のロボットしか作れない学校もあれば、試作機を何台も製作してテストを積み重ねることができる学校もあります。
当然、試作機を何台も製作できる学校のほうが強くなります。
潤沢な予算があり、ロボコン部OBがコーチとして指導したり、スポンサーが付いたり、メーカーの技術者のアドバイスが入るだけでも、結果は全く違うものになります。
ロボコン大会強豪校は、たいてい地元の有力企業スポンサーがついているといって良いでしょう。
一方で、そのようなコーチやスポンサーに頼らず、自分たちの頭だけで考え、僅かな予算と僅かな部費でなんとかやりくりして頑張っている学校もあります(残念ながら、沼津高専はこっち…)。
少ない予算の中でやりくりして頑張ったけど、やっぱり負けて泣いて帰ってくる息子の姿は、悲しいというより、ものすごく悔しそうだったんだよね…。
どちらが良いとは言いません。
予算の多寡に関わらず、どこのロボコン部も楽しそうに全国優勝目指して活動していることにかわりありません。
ロボコン大会
ロボコン大会が近くなると、体育館で最終調整。
大会が近くなると体育館がロボコン部に占拠されるので、体育館を使用している他の部活からは文句が出ますが、そこは気にしな~い。
こっちも大会が近いときは練習したいんだけど、ロボコン部が優先されちゃうんだよね。
目指すは全国大会での優勝
この大舞台で優勝したいものです。
優勝校の障害の乗り越え方のアイデアは、よく思いついたなと感心しました。
地域ブロック大会
全国大会に出場するためには、まずは各地域ブロック大会で勝ち上がらなければなりません。
地域ブロック大会は、各地域の特産品をモデルにしたりするので、地域の特色がでて面白いね。
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