
高専には修学旅行がないなんて、ちょっと寂しくない?
そう感じる中学生もいるかも知れません。
普通高校のような修学旅行はありませんが、高専にはその代わりに、4年次に工場見学をメインとした「研修旅行」があります。
沼津高専では、2019年にスキー研修と工場研修が統合され、(学科ごとに行き先を選べる)海外研修へと生まれ変わりました。
しかし、2020年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響で残念ながら中止に。。
そして2021年度は、中止こそ免れたものの、県内工場への日帰り研修となりました。



これじゃあ、研修旅行というよりも、研修遠足だよ。
2021年度は日帰り工場研修となってしまいましたが、本記事ではその時の研修旅行の様子をご紹介します。
普通高校のように修学旅行積立金はなく、研修旅行に必要な費用は一括で学校に支払います。海外研修旅行の際には、その請求金額に驚かれる保護者の方も多いと聞いています。
ちなみに、2021年度はバス代の請求すらありませんでした。これが良いことなのか悪いことなのかは、意見が分かれるところかもしれません。


高専の工場研修スケジュールとは?


12月中旬に1週間の予定で、学校での座学と実際の工場見学が交互に行われました。



学校から各家庭に日程表が送られて来ました。
- 1日目
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工場見学。午前と午後で別の会社の工場を見学。
- 2日目
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通常登校、講演会。
- 3日目
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工場見学。午前と午後で別の会社の工場を見学。
- 4日目
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補講。対象者のみ登校。
行き先は学科ごとに違うようです。
家庭に送られてくるのは大まかな日程表で、詳細や他の学科の行き先は不明です。
娘が所属していた機械工学科の工場見学先しかわかりませんでした。
工場見学の服装は?スーツと防寒対策のポイント


- スーツ
- 上着
研修旅行はスーツで参加します。工場の中だけでなく、外も歩くため、12月の寒い時期には上着も必須でした。
スーツについて
研修旅行では学生はスーツを着用します。
4年生の夏休みにはインターンシップがあるため、当然みんなスーツは準備済みかと思いきや……。



俺、スーツ持ってないから喪服で行くわ。
と、本当に喪服で来た学生がいたそうです。
進学組でインターンシップに参加しない学生の場合、スーツを持っていない可能性は確かにあります。(しかもコロナ禍でインターンシップを中止した企業の多かったときです。)
喪服も就活スーツも同じ黒なので、男子学生ならネクタイを変えればごまかせそうですが、あまりおすすめはできません。
\スーツは定番の青山で、一式揃えておきましょう/
スーツの足元はスニーカーでもOK?



革靴は履き慣れていないと思いますし、かなり歩きますのでスニーカーでもいいですよ。
とのアドバイスがありました。
それを聞いて、



ズボンの長さはパンプスの高さに合わせて作ってあるから、パンプス脱いだら裾を引きずっちゃうじゃん。パンプスを履いてたら、女子は足が大変なことになるじゃん。どうしよう
バスに乗るとすぐにパンプスを脱ぎ、足元はリラックスモードだったとか。
靴擦れ対策のアドバイスは必須です。




ネクタイの結び方
普段ネクタイなんてしないので、ネクタイの結び方がわからない男子学生多数。
中にはネクタイ結びが上手な男子学生がいて、友人たちのネクタイを結んで回っていたそうです。



みんなのお母さんみたいだった。
上手に結べる学生や、結んでもらった学生は問題ありませんが、中には結び方が分からず適当に結んでしまい、見学中にほどけて慌ててしまう学生もいたとか。



あらあら、ネクタイほどけちゃったの。ネクタイはこうやって結ぶんだよ。
と優しく教えてくれたそうです。
スーツを購入する際には、ネクタイの結び方も練習しておきましょう!



アワアワしている姿が可愛くて思わず笑ってしまったよ。恥ずかしい思いをしないためにも、ネクタイぐらい結べるように親から教えてもらうなり、練習するなりしておいたほうが良いよ
今はYouTubeでネクタイの結び方を学べる時代。
今後のためにもしっかり練習して、結べるようにしておきましょう。
上着について



工場見学(特に御殿場)は寒いかもしれないので、上着を用意しておいてください。
という指示がありました。
ダウンジャケットなどでも良いそうですが、やはり
- スーツに合う上着
- カジュアルでも着られるもの
が良いよね。
ということで、ユニクロに買いに走りました。
そのためにわざわざ浜松から沼津に呼び出されましたが、他にも(教育後援会関連の)用事があったから別に問題ありません。
研修前後の週は寒波の影響で非常に寒かったものの、研修中は暖かく、コートで十分だったそうです。学科説明会では、上着なしで工場内を歩いている写真も見せてもらいました



とはいえ、ダウンジャケットを用意した人が多かったよ。
工場見学の率直な感想など


娘は部活の大会でホテルに宿泊した経験がそれなりにあり、研修旅行でもクラスの仲間たちとホテルに泊まることを楽しみにしていました。
中には、



俺、ホテルに泊まったことなんてないからすごく楽しみにしてたんだけど、泊まりがなくて残念。仕方ないのはわかっているけどさ。
と、とても残念がっていた学生もいたそう。
もちろん、研修の目的はホテルに泊まることではありません。
工場に行って何を学んだかということ、社会や現場を知ることが重要です。
工場に行って気づいたこと
娘目線での感想は以下の2点。
- 工場に女性社員が少ない(いない)
- 社員の目が死んでいる会社があった
他にもたくさんの感想を聞きましたが、特に強調して話していたのはこの2つです。



女性がいなさすぎて萎えた。
機械系はもともと少ない上に工場となると、さらに少なかったのかもしれません。



どことは言えないけれど、働いている人の目が輝いていないところには、正直入りたくないと思ったよ。就活の時、気をつけないといけないポイントだとわかったね。
と、就職活動を見据えた貴重な気づきも得られたようです。
最後に
高専には修学旅行はないけれど、“社会を見る目”を養う貴重な機会としての研修旅行があります。
工場見学を通じて、学生たちは「技術者として働くこと」や「社会の現実」に触れることができます。
これから研修旅行を迎える保護者の方へ、
スーツの準備・ネクタイの練習・寒さ対策、そして少しの心構えをお忘れなく!
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