「高専生は頭がオカシイ」と言われるのはなぜ?

中学生

「高専に行くやつは頭がいっちゃっていてオカシイやつ」って聞いたんだけど、どうなの?高専に進学することが不安になっちゃった。

ここでいう「頭がおかしい」とは、決して悪い意味で行っているのではなく、一種の褒め言葉です。気にすることはありません。

一般の人にとって、高専生は「頭がおかしい」と思われるかもしれませんが、実際の高専生は全くそんなことはありません。

高専生は頭がおかしいと言われる理由には、以下の3つが考えられます。

  1. 一般的に難しいと感じられる科学技術に高度に特化しており、それらに取り組んでいる
  2. 科学的・技術的なものに情熱的に取り組んでいる
  3. 単なるサブカルチャー的なジョークで言われているだけ
とある高専生

「頭がおかしい」だなんて失礼にも程がある!でも、高専生に対する褒め言葉として受け止めている。

本記事では、「高専生は頭がおかしい」とれなきことを言われる理由を解説します。

目次

科学技術超特化校

高専は工学に特化した高等教育機関です。

学科にもよりますが、普通高校に比べて数学や物理の進度は速いですし、大学レベルの数学にも早い段階で取り組み始めます。

高専男子

数学や物理ムズいんだけど

と言って数式に苦しみながらも嬉々として取り組んでいる姿は、文系人間から見れば「頭がおかしい」のかもしれません。

科学的・技術的なものに情熱的に取り組んでいる

ロボコン大会を観たことがありますか?

毎年開催されるロボコン大会に情熱を燃やす学生たち!

自分たちが持ちうる知識と技術を結集し、何度も何度も試行錯誤を繰り返し、最高のロボットを作り上げていくものづくりの極み!

そういうものに興味関心がない人からみたら、

バッカじゃないの?!

というたぐいのものに見えるのかもしれません。

世の中のさまざまな発明・発見は、なにかに取り憑かれたかような情熱を傾けて物事に取り組んだ結果、生み出されたものがほとんどです。

情熱を向けられるものがあることは素晴らしいこと。ましてや、産業の発展に役立つことに向けられるなんて、とても素敵なことじゃありませんか!

単なるサブカルチャー的ジョーク

「頭がおかしい」と言われても、本気で「頭がおかしい」だなんて思っている高専生なんていません。

高専生本人が自分を卑下して言ってみたり、他の人が自分にはないものを持っていることに対して尊敬の意を含めて言ってみたりしているに過ぎません。

その一方で、高専生のオタク率は普通高校生に比べて高いというものがあります。

高いオタク率

情熱を傾けるのは、科学的・技術的なものに限りません。サブカルチャー的なものにだって情熱を注ぎます

私もオタク率が高いことに関してはじめは何も感じていませんでした。何か夢中になれるものがあれば、それは素敵なことだと思っています。

とある高専生の母

ただ、そのオタク具合が予想を遥かに超えていることにびっくり!

  • スポンサーがついているコスプレイヤー
  • スポンサーがついているゲーマー

スポンサーがついているなんて、ガチすぎて尊敬できるレベルです。もはやプロです。スゴすぎます。

部屋の中がポプテピピック一色とか、ガンダム一色、鉄ちゃん、アイドルの追っかけなんてここでは普通レベルです。

頭がおかしいとはいうけれど、そのオタクっぷりが突き抜けすぎていて、そう表現せざるを得ないだけのような気がします。

頭がおかしいだなんて、ここではむしろ褒め言葉。

普通高校ならこっそり活動していたであろうことが、高専では普通のこととして皆に受け入れられ、磨きをかけている感じ。オタク活動を隠す必要性なんて全くありません。

大学受験をする必要がないこともあって、伸び伸びとオタ活に勤しんでいます。

こういうことが好きな子にとって、高専はまさに天国な場所

最後に

好きなことをとことん追求してしまう性質が、傍から見たら頭がおかしいレベルに夢中になっているように見えるだけです。

それらを楽しんでやっていますし、楽しんでやれる環境が高専にはあるということの現れでもあります。。

ノリが大学生

ついでにいうと、高専生のノリは大学生寄りです。はっちゃけてます。

高校生のノリではありません。高校の感覚で高専を眺めてしまうと、高校生らしからぬ行動というか、感覚にいろいろと出くわします。

部活動の大会後の打ち上げとか、各種イベントの打ち上げとか……。

とある高専生

高専1年生の時に、普通高校に通う中学時代の友人に話したらドン引きされたんだよね。

普通高校と比べたら、「頭がおかしい」と思われるところがたくさんあるかもしれませんが、夢中になれるものがある学生にとって、それを実行できる高専は最高の場所です!

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この記事を書いた人

沼津高専機械工学科を卒業し、現在豊橋技科大4年生の娘をもつ母です。
娘は2年時:階長、卓球部部長→3年時:棟風紀、学習支援部長、卓球部部長、美化副委員長→4年時:寮生会長、美化委員長
私は教育後援会教育部会副部会長(2年時)→浜松支部副支部長(3年時)→浜松支部支部長(4・5年時)
と歴任しました

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