中学校に比べ、高専は親が学校に行かなければならないような機会は減ります。普通高校と比べても、その頻度は低いです。
親が学校に出向く機会は、どれくらいなのでしょうか。
学校行事
高専にも、親が参加できる学校行事はあります。必須のものもあれば、自由参加のものもあります。
入学式
高専に入学した時、最初の行事はなんと言っても入学式でしょう。
母親だけの家庭もありますが、半分以上は両親揃って参加していました。
この時、教科書や作業着といった教材が配布されるので、荷物運びとして男手があると助かります。寮に運び込む荷物もあったりするので、お父さんがいるととても心強いです。
授業参観
高専にも授業参観はあります。それも平日に。
1年生はGW前にあります。入学から1ヶ月弱たった後、1年生の保護者懇談会があり、担任の先生からクラスの様子などを聞くことができます。その後は荷物をもって、子どもと一緒に家に帰ります。
授業参観ができる日時はかなり広く取られており、好きな時間に行くことができます。自分の子どものクラスだけではなく、他のクラスを見て回ることもできます。
科によっていろいろ特性のある授業を見て回ることができるので、面白いですよ。
2者または3三者面談
夏休みに行われます。
面談といっていも、これまた大雑把で、○日の午前とか午後といった大きな割り振りです。早く着いた順番で面談が行われます。
高専に通う生徒の範囲は地域が広いですからね。予定通りに到着するなんてことはなかなか難しいので、大雑把な割り振りだけで到着順なのは、遠方組としてはありがたいです。
4年生や5年生は進路の話があるので、子どもと一緒に参加します。それ以外は保護者だけでも構いません。
で、驚いたことは、4年生や5年生以外、保護者面談は必須ではないらしいことです。行っても行かなくてもいいらしいです。
学業成績が悪かったり、友達関係で何か問題を抱えているような場合は、面談を行ったほうが良いと思います。
成績優秀で、特に何も問題がない場合は行かなくても構わないらしいです。
高専祭
行っても行かなくても良い行事です。
ですが、ここに保護者向けの寮の説明会が開かれていたりしているので行きました。
1年生の時は出ましたが、特に行く必要はなかったと感じた説明会でした。でもやはり行っちゃいます。
学科説明会
進学状況や就職状況、クラスの様子などを紹介してくれる説明会です。
説明会の名称が名称なので、重要視していない保護者が多いのか参加率が非常に低くて、「参加しないなんてもったいない!」といつも思っています。
このような説明会に積極的に参加しない限り、高専の様子なんてなかなか分かりません。
寮関連
一番行く回数が多くなるのは、寮関連です。しかし寮を出て自宅通学や下宿生になってしまえば、関係なくなることです。
長期休暇の前後
長期休暇の前後は、荷物の運び入れ、運び出しをするために、車を出します。車の都合がつかない寮生は、宅急便を利用して荷物を運びます。
発熱時
熱を出したり、感染症を発症した時は、寮内の感染を防ぐために寮を追い出されます。
中には、
38度を超える熱があったみたいだけど、どうしても都合がつかなくて、新幹線で帰らせちゃった。家に着いて近くのクリニックに行ったら、インフルエンザだって…。
なんて言っていた保護者がおりました。家が近くの学生は自力で帰ったりするなんていう話もそれなりに聞きます。
ですが我が家は、
熱がある状態で電車に乗って帰るなんて、危険すぎるし周りにも迷惑だから絶対やめて!仕事を早退して迎えに行くから、それまで待ってなさい!
と言い聞かせてあります。
で、実際に熱を出して呼び出されたことがありまして……。軽い熱中症で熱を出していただけで、着いた頃には(ダルそうではありましたが)ピンピンしてました。
一応家に連れて帰って、翌日には何事もなかったかのように高専に戻っていきましたけどね。
持病を抱える子は何かと呼び出されることが多く、遠いと大変らしいです。
役員の会合
高専にも、普通高校のPTAのようでPTAとは似ても似つかない保護者の組織があります。その役員になると、その会合のために学校へ行くことになります。
その組織の形態や運営方針は、学校によって異なります。
活発なところもあれば、そうでないところもあり、様々です。
学校とは基本的にメールで連絡しますし、役員同士はLineで連絡し合ったりします。学校へ行く機会は小中学校のPTAに比べると遥かに少なく、仕事もそれほど多くないので楽です。
遠方だと役員会に出席するのは大変ですが、子どもに会う口実になったり、高専の情報を得られる貴重な機会だったりするので、遠方者は意外と役員志願者が多かったりします。
しんどいけど楽しいですよ。
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