高専の合格発表は1月下旬。入学式までの約2ヶ月間、意外と“ぽっかり”時間が空いてしまいます。
本人は一足先に進路が決まり、ほっとしている一方で、周囲はまだ受験モード。
浮かれているわけにもいかず、だからといってやることもないという、かなり宙ぶらりんな時期です。

入学説明会の日に、入学式までにやってくる宿題が配られるけど、それまで本当に何もやることがないんだよね。
でも、何もせずにだらけていると、高専生活が始まったときに頭と体がついていかなくなるかもしれません。
この空白期間をどう過ごすかで、入学後のスタートダッシュが変わってくるかもしれません。
本記事では、この期間に娘が取り組んだ以下の3つのことを紹介します。
- 引き続き中学の勉強をする
- 高校数学を先取りして勉強をしてみる
- 以前通っていたスポーツクラブに復帰


1. 中学の勉強を続ける(のが理想だった…)


高専の推薦入試が行われるのは1月という早い時期に行われますが、その後も中学では最後の学年末テストが待っています。
つまり、本来は中学の勉強を引き続き行うべきです。
しかし現実は、合格が決まってしまえば勉強する気力なんて失せるのが人間の弱さ。



一応中学の勉強はやってたけど、正直やる気は失せてたね。
見事に中学の勉強へのモチベーションは急降下。
特に数学の学年末試験で大苦戦してしまいました。



おい~、高専に合格したからって気を抜くなよ~。高専は数学が大変なんだから、数学ぐらい勉強してこいよ~、頼むよ~。
と、数学の教科担任でもある担任の先生から、笑い混じりに叱責されました。
ちなみに中学最後の学年末試験は、公立高校入試を意識した問題構成になっています。
娘は2学期の期末試験後、高専対策の勉強に全振りしていたため、公立高校入試風の問題が解けなくなっていたという事情もありました。
高専の勉強は、数学が本当に重要です。


2. 高校数学にチャレンジしてみる


「どうせなら、高校数学を先取りして勉強してみよう」ということで、数学Iの参考書を購入。



高専の数学って、どんなのか分からなかったけど、とりあえず高校数学やってみた。
購入したのは、文英堂のシグマベスト


この参考書を選んだ理由は、私が高校時代に使用していた参考書シリーズだったからです。
朝学習の時間に参考書を広げていると、数学専門の担任の先生も興味津々で



お、高校数学か!いいね~!ちょっと見せて!
と、ノリノリで高校数学を教えてくれたそうです。
しかし入学後、高校数学の勉強が高専の勉強に役に立ったのかどうか聞いてみると、



全然役に立たなかったw
とのこと。
高専の数学は、やはり高校数学とはちょっと系統が違うようです。
3. 卓球クラブに一時復帰


小学生の頃から通っていた卓球クラブに、入学までの2ヶ月間だけ復帰。
中学の部活動を引退してから全くやっておらず、久々にやった卓球は、フォームは崩れ、感覚も鈍っていたようです。



ボロボロだったわ
しかも同級生たちはまだ受験勉強真っ只中だったこともあり、娘一人だけの復活参加。
後輩たちは大勢いますが、やはり一緒に切磋琢磨してきた同学年の仲間たちがいないというのは、少し寂しかったようです。
ただ、私立高校の単願組が戻ってきてからは仲間が増え、楽しく通えるようになりました。
だらけがちな時期をどう過ごす?
高専は入試も早ければ合格発表も早い。
神学が決まった後にぽっかり空いてしまう「空白期間」は避けられません。
「やる気が抜けてしまう空白期間」ができてしまうのは、どうしても避けられません。
それでも、少しでも勉強や運動を続けて、だらけがちな日々にメリハリをつけることで、入学後の生活へスムーズに移行しやすくなるのも事実です。
我が娘は、
- 中学の学年末テストでの失敗
- 高校数学の先取り学習(学習習慣は維持できるかも)
- 卓球クラブでの身体づくり
という経験を通して、頭と体の「なまり防止」に取り組みました。
「せっかく合格したのだから、のんびりさせてあげたい」という気持ちもありますが、「メリハリを付けて過ごせたのは良かったかも」と、今振り返って感じています。
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