受験シーズンが訪れるたびに思い出す「高専合格発表の日」。
思い起こせば中学2年の11月。志望校を沼津高専に決めてから「合格」するその日まで、出しゃばりすぎないように気をつけながらも、娘の勉強を全力でサポートしました。
本記事では、家族全員がソワソワしながら結果を待った、あの特別な日の出来事を振り返ります。
高専合格発表当日の朝
その日は朝から家屋全員がソワソワしていました。
あの子なら、多分きっと大丈夫だとは思ってても、結果を見るまで仕事なんて上の空だよな。
私も仕事に集中するなんて無理!結果を見るまで気が気じゃないと思う。
朝の家族の会話は合格発表の話題で持ちきり。それぞれ仕事や学校に出かけましたが「心ここにあらず」といった様子でした。
朝10時、ネットで確認した合格発表
合格発表は高専の掲示板での発表と同時に、公式サイトにも掲載されます。
家が近ければ学校まで見に行くのかもしれませんが、高速で1.5時間かかる遠方に住む我が家は、それぞれがネットで確認することに。
仕事中にスマホで合格発表を確認するのは本来NGですが、ソワソワが止まらず、こっそり結果をチェック。
落ち着かないのは、受験生本人だけではありません。
娘の受験番号を見つけた瞬間、思わずガッツポーズ!
その後、夫からも喜びの電話がありました。
あいつの番号〇〇で良かったんだよな。〇〇番、ちゃんとあるよな。これで合格で良いんだよな?
朝のソワソワとは打って変わり、その後はルンルンで仕事に取り組んだのは言うまでもありません。
この日は赤飯を炊いて、家族で合格を祝いました。
中学校での出来事:合格第一号の歓声
合格しているかどうか気になってしまうのは、学校の先生も同じ。
娘の中学校では、担任の先生が授業の合間に合格発表を確認し、娘に報告してくれました。
高専推薦入試の合格発表は公立高校や私立高校の受験より早い時期に行われるため、娘は「合格第一号」。
廊下を歩けば友達や先生から「合格おめでとう!」と声をかけられる一日だったそう。
特に、エントリーシートの添削を担当してくれた国語の先生が、全力で祝福してくれたとか。
〇〇ちゃん、合格おめでとう!(ガシッ)
キツく抱きついてくるほどの祝福に娘は少し戸惑ったそう。
先生や友達みんなに祝福されて、嬉しそうに帰宅しました。
合格第一号になるって、こういうことなんだね。ビビるわ。
その日の夕方、担任の先生から電話があり、
合格おめでとうございます!高専から合格通知とともに入学に必要な書類が中学校宛に送られてきますので、その時はまたよろしくおねがいします。私立高校の願書は、こちらで破棄しておきますね。
との連絡がありました。私立高校の願書提出期限は高専の推薦入試合格発表の翌日ということもあり、娘の私立高校の願書は先生のところに留め置かれていました。不合格だったら、ダッシュで提出しに行く予定だったそうです。
塾でのエール:高専は入学後が本番
塾の先生もネットで合格を確認しており、教室で娘を祝福してくれました。
高専合格おめでとう!良かったな!でもこれで浮かれているなよ。高専は入ってからが大変な学校だからな。勉強、頑張れよ!
目的は果たしたので、この日を最後に塾を卒業することになりました。合格から2日後に塾の保護者会があり、他の塾生や保護者からも祝福の言葉をいただけました。
高専受験に理解があり、応援してくれる先生方に恵まれたことは、本当に幸運でした。
数日後の驚き:広がる「合格」の噂
数日後、私が参加していた卓球大会で、ある役員の方から声をかけられました。
娘ちゃん、高専に合格したんだって!おめでとう!やっぱ頭のいい子は違うねぇ。うちの孫なんが全然勉強できないから、スポーツで進学するしかなくってさぁ。
なぜ知っている?どこで知った?
中学3年の3月末まで所属していた卓球クラブの監督ににしか伝えていなかったはずの情報が、広まっていました。
田舎らしい噂の広がるスピードに戸惑いましたが、地域の皆さんにも祝福され、改めて高専合格が家族にとって大きな出来事だったと実感しました。
高専合格を振り返って
合格発表の日は、家族全員の喜びを分かち合った特別な一日でした。
中学校や塾、地域の方々からの祝福の声も、改めて高専受験を選んで良かったと思える瞬間。
これから高専受験を控えている方には、ぜひその瞬間の喜びを目指して努力を続けてほしいと思います。
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