念願の高専に合格すると、中学校長宛に合格通知と入学に必要な書類が送られてきます。
推薦合格の場合は比較的時間の余裕がありますが、一般合格の場合は時間的余裕はありません。忙しいとは思いますが、抜けのないように慎重に処理していきましょう。
入学説明会までに入学金を支払い、必要書類を揃えて入学説明会に臨みます。
高専入学を確約する入学説明会は公立高校入試日に設定されているため、高専を第二志望にしたり滑り止めにしたりすることはできません。
説明会に出席しなければ、入学を辞退したものとみなされますので、入学するのであれば必ず行かなければなりません。
公立高校が第一志望の場合、高専に合格しても辞退するか、公立高校受験を諦めるしかありません。とはいえ、記念受験のつもりで入る気はないのに受験して合格してしまい、高専入学を辞退する人は若干名いることはいます。
沼津高専の場合、午前中は学校の説明、午後は寮の説明会が行われました。
本記事では、高専の入学説明会ではどのようなことが話され、行われたのかを紹介します。
入試の時に見かけたあの子、いるかな?一緒に合格できているといいな。
入学説明会は、保護者はカジュアルな私服ですが、子どもたちは中学校の制服を着て出席します。
学校説明会
入学説明会では
合格おめでとう
の言葉をいったい何度聞いたことか。
これが入学式には「入学おめでとう」に変わるわけなんですけど、何度も聞くことになり、高専に合格できて新たな一歩が始まるという実感が少しずつ湧いてきます。
推薦入試の面接を一緒に待っていたあの子、体験入学や体験授業で見かけた隣の学区の中学の制服を着たあの子、…、一緒に合格できているといいなぁ。特に隣の学区のあの子とは仲良くなって、長期休暇のときとか、一緒に遊べたら良いなぁ。
ここまできたら、もう後には戻れません。期待と不安に胸を膨らませて、説明会に臨みます。
入学説明会では、以下のような説明があります。
- 学校の理念や教育方針
- 入学式の日に学校に提出しなければならない書類について
- 必要な学用品について
必要な学用品について
必要な学用品は、新たに購入しなければならないものもあれば、中学時代に使用していたものでも構わないものもあります。
中学時代のものを使用しても構わないもの
- 体育館シューズ
- 運動靴
- ジャージ
体育の授業で着るジャージや運動靴は中学時代の学校指定のものでも良いらしいですが、そんな学生がとは考えにくかったので、新たにスポーツウェアを購入しました。
中学の頃に来ていたやつなんてダサいし着たくない。新しいの買って!
実際に、ほぼ全員が同じように新しく購入していたようです。
盲点だったのは、芸術科目の授業で使用するもの。
いらないと思って、中学時代に使用したものはとっくに処分してしまっていました。
中学の時に使っていた絵の具ってある?美術の授業で使うらしいんだけど、数回しか出番のないものだから、買うのももったいないじゃん。
新たに購入した学生多数。
ほんの数回しか使用しないこともあって、できるだけ安いものを探して購入したようですが、中学時代のものを残しておけばよかったと後悔したものの一つです。
入学式で美術の授業で使う画材が必要になるという説明はなかったので、仕方ありません。
作業着の注文
入学説明会の日に、実習で着用することになる作業着の採寸と注文を行います。
学科により作業着や安全靴が変わります。作業内容によって選ぶ作業着や安全靴が異なります。学科を間違えてしまうことのないように気をつけましょう。
作業着だけでなく、安全帽、安全靴のサイズも確認し、業者に注文書を渡していきます。
そんなことはつゆ知らず、ロングヘアの娘は入学後に、髪の毛を収納して被れるように、ワンサイズ大きい安全帽を店まで注文しに行ったようです。
注文した作業着等は、入学式の時に受け取ります。作業着、帽子に名前が入った自分だけの作業着です。
入寮説明会
入学説明会に続き、午後は入寮説明会が行われます。入寮しない自宅通学の者はここで終了です。入寮するために必要な手続きも、ここで行います。
入寮希望の新1年生は、原則として全員入寮できます。
入寮説明会は、以下のような順で行われます。
- 寮務主事からの説明
- 寮生会の役員による説明
- 各寮に案内されての説明
寮務主事(先生)からの説明
先生からは、寮生活についてざっくりとした説明があります。
- 寮生活について
- 持ち込んで良いもの、いけないもの
- 必要なもの、あると便利なもの
入寮時の荷物運びについて
荷物を入れる手続きは、高専によって違いがあるかもしれませんが、沼津高専の場合は指定宅配便(佐川急便)を利用して入寮時の荷物の運び入れることになっていました。その時に使用する送り状も配られます。
期間も指定されています。
荷物を送る前に寮の部屋の割り振りが決まり、部屋番号のお知らせが届きました。3月の下旬のかなり遅い時期に届きます。
寮生会の役員たちが、春休みに部屋割りを決めていくんだよ。
先輩からの説明
寮生会の先輩たちから簡単な説明と質疑応答があり、指示にしたがって寮を見学します。
質問は随時受付中。見学中でも、気軽に質問してね。
男子寮は複数ありますが、女子寮はたいてい一択です。女子だけが集められて女子寮に向かいます(女子寮は男子禁制ですので、お父さんたちは外で待ちぼうけ)。
まだ寮の部屋割は決まっていないので、グループ分けは適当。部屋を見学し、談話室、風呂場、洗濯場、洗面所等を見て回りました。
先生からの入寮説明会で渡された必要なものリストよりも、先輩から渡された必要なものリストのほうが役に立ちます。
談話室でも先輩たち(階長)から寮生活についての説明がなされ、和気あいあいと自己紹介をしたり、質疑応答をしたりしました。
体育館での説明よりも、談話室での説明は先輩との距離が近く、より気軽に質問をすることができます。
この時、同じグループで自己紹介し合った中の一人が、二人部屋の相方となりました。
娘は全然覚えていなかったみたいですが、中学時代の部活動が娘と同じ卓球だったこともあって、私はよく覚えていました。
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