高専の赤点基準は厳しい?親が知っておきたい仕組みと対策

高専を志望する中学生の保護者、入学したばかりの高専生の保護者が驚くことの一つに、「赤点基準の高さ」があります。

保護者

えっ、60点以下で赤点なの!?それじゃあ、赤点になっちゃう子、多いんじゃないの?

その基準の高さに戸惑い、すぐに賛成できないという保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

ご自身のの高校時代の成績ややクラスの平均点を考えると、「本当に大丈夫?」と心配になるのも無理はありません。

それに、高専には留年制度がありますので、なおさら心配になってしまうのではないでしょうか?

本記事では、高専の赤点基準と、赤点を取ってしまいがちな学生の特徴について紹介します。

目次

高専の赤点基準は「大学並み」

まずは気になる赤点基準について、普通高校と大学を比較しながら見ていきましょう。

学校赤点基準
普通高校平均点の半分以下
高専平均点の高低にかかわらず60点以下
大学平均点の高低にかかわらず60点以下
普通高校

多くの普通高校では、平均点の半分以下が赤点となることが多いです。

例えば、テストの平均点が70点であれば、35点以下が赤点となります。

高専

一方、高専の赤点基準は、平均点の高低に関わらず60点以下です。

これは大学と同じ基準であり、「高専は高校というよりも大学に近い」という特徴を考えると、決して驚くようなことではありません。

高専の先生

授業をちゃんと受けて勉強していれば、解けるレベルの問題を出題しています。

実際に、高専のテストは学生の理解度を確認するためのものであり、落とすためのテストではありません。

青点とは?

高専では、30点以下の点数を「青点」と呼ぶことがあります。

青点を取ると「一発落単」という噂も耳にしますが、そのようなことはありません。

しかし、青点は赤点よりも深刻な状況を示すため、その後の学習計画を見直すきっかけとなるでしょう。

赤点を取ってしまっても大丈夫!高専の救済措置

高専では、赤点を取ってしまった学生のための救済措置が、しっかりと用意されています。

普通高校との違い

普通高校の場合、赤点を取っても追試を繰り返し受けられることが多く、それで留年することは稀です。(追試の回数は学校や先生によって変わります)。

高専でも、赤点を取ったからといってすぐに単位を落とすわけではありません。科目や担当教員によって異なりますが、以下のような救済措置があります。

  • 追試の実施
  • 課題やレポートの提出

これらの救済措置については、授業の初回で説明があるほか、保護者懇談会などでも詳しく案内されます。

気になる方は、是非参加してください。

とある高専生の母

赤点基準や救済措置が気になる方は、ぜひ保護者懇談会に参加してみてね。

また、一部の高専では、学校要覧に単位認定の基準が明記されている場合もありますので、高専の公式サイトで確認してみるのも良いでしょう。

総合的な評価と挽回のチャンス

高専の成績は、テストの点数だけでなく、出席率課題の提出状況なども総合的に評価されます。

テストの割合は科目や教員によって異なりますが、テストだけで評価が決まるわけではありません。

さらに、半期科目は2回、通年科目は4回といったように、複数回のテストの総合評価で最終的な成績が決まります。

たとえ1回のテストで良い結果が出なかったとしても、次のテストで挽回するチャンスは十分にあります。

ただし、JABEE認定科目については、単位認定の規定により救済措置(追試やレポート提出など)が制限される場合があります。

これらの科目は特に重要度が高いため、日頃から計画的に学習を進め、赤点を取らないよう心がけましょう。

技術士は、技術者ならぜひとも目指したい難関S級資格

赤点を取る学生の特徴とは?

中学時代の成績や高専入試の点数は、高専での成績とは直接関係ありません。

では、どのような学生が赤点を取る傾向にあるのでしょうか?

赤点を取りやすい学生のタイプ

  • 朝寝坊がひどく、授業の出席率が悪い
  • ゲームやアルバイトに没頭しすぎている
  • 交友関係に夢中になり、勉強が疎かになる

これらは想像しやすい例ですが、意外な盲点となるのは、

中学時代に親や塾に言われるがまま、受動的な勉強しかしてこなかった学生

親元を離れた開放感から勉強しなくなってしまうパターンは少なくありません

「勉強しろ」とうるさく言う人はいなくなります。

高専の学習内容は高校とは大きく異なるため、一般的な塾では対応が難しいケースが多いです。

特に、中学時代に親や塾に言われるがままの受動的な勉強しかしてこなかった学生は、自分に合った学習方法を確立できていないため、高専で苦労することが少なくありません。

それ以外にも、過去問を手に入れることができない学生は苦戦します。

高専専門塾で自分にあった学習方法を見つけよう

高専で学ぶ内容は普通高校とは大きく異なるため、一般的な塾に通って挽回しようと思ってもできません。

まずは高専のサポート制度や成績優秀な友人に聞くなどして「分からない」を解決していきます。

  • 友人に聞くのは、自分のバカをさらけ出すようで恥ずかしい
  • 分からないことが分からない

そんな時は、高専専門塾を利用するのも一つの選択肢です。

高専専門塾「ナレッジスター」が高専生活を徹底サポート

  • 高専の授業についていけるか不安
  • 自分に合った勉強方法がわからない
  • 効率的な学習で赤点を回避したい

高専専門塾「ナレッジスター」では、高専のカリキュラムと学生の特性を熟知したプロ講師が、お子さんの学習を徹底的にサポートしています。

親元を離れて初めての一人暮らしや寮生活で、自己管理が難しい時期こそ、専門的な支えがあると安心ではないでしょうか。

高専の専門科目に特化した指導

一般的な塾では難しい、高専独自のカリキュラムに対応した授業を提供します。

個別指導であなたに合った学習法を確立

受動的な学習から脱却し、自律的に学習を進めるためのノウハウを伝授します。

テスト対策から進級・卒業までをサポート

赤点回避はもちろん、難易度の高い専門科目も丁寧に解説し、確実に単位取得を目指します。

ナレッジスターでは、無料相談も受け付けています。

高専での学習に不安を感じている方は、一度、無料相談を利用してみてはいかがでしょうか?

きっと自分に合った勉強法が見つかります。

\まずは無料相談してみよう/

最後に

高専の赤点基準は確かに厳しく見えますが、それは「将来、技術者として必要な最低限の力を保証する」という意味でもあります。

一度の失敗で諦める必要はありませんし、本人のやる気と環境次第で、必ず乗り越えることができます。

そして、そんな高専生活を少しでも安心して送るために、専門的なサポートを受けられる場があることも、ぜひ知っておいていただきたいと思います。

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この記事を書いた人

沼津高専機械工学科を卒業し、現在豊橋技科大4年生の娘をもつ母です。
娘は2年時:階長、卓球部部長→3年時:棟風紀、学習支援部長、卓球部部長、美化副委員長→4年時:寮生会長、美化委員長
私は教育後援会教育部会副部会長(2年時)→浜松支部副支部長(3年時)→浜松支部支部長(4・5年時)
と歴任しました

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