今となってはもう随分前のことですが、受験シーズンになると昨日のことのように思い出す高専合格発表の日。
その日は、家族全員、朝からソワソワしていました。
多分大丈夫だとは思っていても、結果を見るまで落ち着いて仕事なんて上の空でやっていそう…。
結果見るまで絶対仕事になんて集中できないわ。
ソワソワしながらも、各自それぞれ学校および会社へと出かけていきました。
朝10:00の合格発表
家が近ければ学校まで見に行くのかもしれませんが、何しろ高速で1.5時間の距離にある遠方です。
合格発表は学校の掲示板に張り出されると同時に、高専のサイトでも発表されます。
当然、我が家はネットで確認することになります。
勤務中にスマホやPCで合格発表をチェックすることなんて、私的利用なので本当はいけないことですが、気持ちが落ち着かなくて仕事にならないので、そこはこっそりチェック。
落ち着かないのは、受験生本人だけではないのだよ。
娘の受験番号を見つけて思わずガッツポーズ!
ちゃんと周囲に人がいないところでやりました。
朝のソワソワとは打って変わって、その後はルンルンで仕事に取り組んだのは言うまでもありません。
10時を少し過ぎた頃、夫からも喜びの電話!
あいつの番号〇〇で良かったんだよな。〇〇番、ちゃんとあるよな。合格で良いんだよな!
この日は合格祝いに、赤飯を炊いちゃました。
その頃中学校では
合格しているかどうか気になるのは、学校の先生も同じ。
担任の先生は、授業の合間に番号を確認。
娘は担任の先生から高専に合格したことを聞きました。
推薦だったので、私立高校や公立高校の受験よりずっと早い時期になります。それはつまり
合格第一号
ということを意味します。
またたく間に全クラスの全生徒に知れ渡り、廊下を歩くと会う人会う人「合格おめでとう」と言われていたのだとか。そして、
〇〇ちゃん、合格おめでとう!(ガシッ)
と、エントリーシートの添削をしてくれた国語の先生には、抱きつかれて喜びを表現されたのだとか。なかなかキツく抱きつかれたらしい。
合格第一号になるって、こういうことなんだね。ビビるわ。
その日の夕方、担任の先生から電話がかかってきて、
合格おめでとうございます!高専から合格通知とともに入学に必要な書類が中学校宛に送られてきますので、その時はまたよろしくおねがいします。私立高校の願書は、こちらで破棄しておきますね。
との連絡がありました。(私立高校の願書提出起源は高専の推薦入試合格発表の翌日ということもあり、娘の私立高校の願書は先生のところに留め置かれていました。不合格だったら、ダッシュで提出しに行く予定だったらしい)
数日後中学校に届いた書類は、担任の先生から娘に渡されました。
その日の塾
塾の先生も、ネットで合格を確認していました。
高専合格おめでとう!良かったな!
でもこれで浮かれているなよ。高専は入ってからが大変な学校だからな。勉強、頑張れよ!
目的は果たしたので、塾はこの日で晴れて卒業することになりました。
生徒が高専を受験することに、いい顔をしない中学の先生や塾の先生がいるということを聞きます。高専受験に理解のある先生方で本当に良かったです。
その数日後
とある卓球大会に私が出場したときのこと、
娘ちゃん、高専に合格したんだって!おめでとう!やっぱ頭のいい子は違うねぇ。うちの孫なんが全然勉強できないから、スポーツで進学するしかなくってさぁ。
と言われたんですが、娘が高専に合格したことを、
なぜ知っている?どこで知った?
娘が高専に合格したことは、所属していた卓球クラブの監督に報告しただけなんだけど…。(合格後、入学直前までクラブに通いました)
このクラブの監督から広まったんだろうな……。
それにしても情報伝播のなんという速さよ!
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