高専の入試には推薦入試と一般入試があります。
推薦と一般入試なら、まずは推薦入試を目指しましょう。
なぜなら、推薦入試に不合格になったとしても、
からです。
つまり、受験のチャンスが2回あります。普通高校の受験で2回も同じ学校にチャレンジできることなんて聞いたことありません
また、一般入試でも内申点が重視されることが多く、学校に推薦されるほど内申点の良い生徒は一般入試でも有利であり、合格率は高くなっています。
推薦のほうが良いのは分かるんだけどさぁ、学校推薦をもらうためにはどうすれば良いの?
それなら、私が学校推薦をもらうために行ったことを教えるね
本記事では我が家の事例を紹介します。参考にしてください。
内申点アゲアゲ大作戦
推薦入試には内申点の基準点があります。
評価の仕方は高専によって異なりますので、受験校の要項をよく読んで、最低限必要な内申点を頭に叩き込んでおきましょう。
学校によっては理科や数学の評価点の比重が高くなっています。
また、内申点の総合点が基準を満たしていても、理科と数学の評価は4以上を必要とし、できれば5が望ましいとされていますので注意してください。
なぜなら、理数の評価点が3以下では高専の理数科目の授業についていけないからです。
中学1年時からの内申点を評価する高専もあれば、中学3年の2学期の内申点のみを評価する高専があります。
自分の目指す高専がどのタイプなのか、チェックしておきましょう。
受験要項の熟読は必須だからね
沼津高専は、中学3年の2学期の内申点のみの評価です。
内申点を上げるために我が家が行ったこと
我が家では、娘のために親も協力を惜しみませんでした。
再現性につきましては、子どもの特性によって変わってくると思いますので、あくまでも参考としてください。
間違えた問題集の作成
中学校の内申点は、定期テストの点数が基準。まずは定期テストに力を入れます。定期テストは出題範囲が決まっているので、対策しやすいです。
定期テストの出題範囲になっている学校の問題集をまず解きます。
答え合わせをします。当たり前のことですが、間違えてしまった問題は解説をしっかり読んで理解します。解説はよむだけでなく書き込んでいくと尚良いでしょう。
正答した問題は理解している問題なので、もう一度やる必要はありません。
間違えてしまった部分がまだ理解していないところなので、もう一度解きます。
もう一度解いて、再び間違えた問題だけを2回目、3回目と解いていきます。これを繰り返すうちに間違いが減り、理解が深まっていきます。
しかしここで問題があります。
学校の問題集は書き込み式になっており、宿題として書き込ませて提出させるので、2回目を解こうと思っても、答えを書いてしまっています。
そこで我が家では、自前の間違えた問題集を作成しました。
最初はノートに書かせていたのですが、とても追いつかないということで親の私が手伝うことにしました。
間違えた問題だけをピックアップし、Wordに打ち込んで、図や表は写真を撮って貼り付けて、母特製の間違えた問題集を作りました。
間違えた問題集を解き、正解した部分は削除し、間違えた問題を残して次の間違えた問題集を作成し……、というのをひたすら繰り返します。これを4、5回繰り返すと、最後は数問だけが残ります。
テスト直前って、最後まで解けなかったA4の用紙数枚を見直すだけで良くなってたから、余裕を持ってテストに挑めたよ。
この作戦が功を奏し、大幅に順位を上げることができました。
ちなみにこの方法を職場の同僚に紹介したところ、
うちの中学の娘、社会がすっごく苦手でいつも(50点満点中)20点台だったのに、この方法を試してみたら、ほんの数週間で40点台をとってきちゃって。
学校の先生も塾の先生もすごくびっくりしていて……。何よりも本人がびっくりしていて、勉強に対するモチベーションもすごく上がってね。
教えてくれてありがとう。
とのことでした。
この同僚は、コピー機を使用して間違えた問題集を作成していました。
本人のポテンシャルにもよりますが、比較的再現性の高い方法だと自分では思っています。
親の負担も半端なかったけど、結果を出せたので、苦労が報われました
学級委員をやってみる
3年生の後期ともなると、就ける役職は限られてしまいます。いまさら生徒会長に立候補するということはできません。
それでも学級委員くらいは立候補してやることはできます。
学級委員をやると先生からの覚えが良くなるのか、何もしないよりも成績評価は上がりやすくなります。心理的アピールを狙います。
実際、娘の友人に、点数はほとんど同じなのに、3年前期に学級委員をやっただけで内申点が5個も上がったという例がありました。その話を聞いた娘は、
内申点を上げるためには手段なんて選んでいられない!
ということで後期は学級委員に初挑戦!
高専により異なりますが、生徒活動を評価する高専もあれば評価しない高専もあります。自分が目指す高専が、たとえ生徒活動を評価しない学校だったとしても、何らかの役職を経験する価値はあります。
役職を経験することで内申評価点が上がりやすくなるだけでなく、面接を受ける際のネタとして活用することもできるからです。
学級委員をやった効果かどうか定かではありませんが、娘の内申点は4つ上がりました。
忘れてはならない提出物
男子生徒に多い傾向があるのですが、テストの点数は高いのに内申点が低いということがあります。
たいてい、
- 授業中寝ている
- 提出物を締切に間に合うようにだしていない
点数は取れているのに、実にもったいない!
本人に自覚させるか、親が面倒をみるのか……。
入学後の高専生活を考えると、提出物をきちんと期限までに出さなければならないことを自覚して行動してもらわないことには、後々困るのは本人です。
中学生の間は、親がときどき気を配ってやる必要があるかもしれません。
学校長に推薦してもらうために
高専は、高専にふさわしい優秀な生徒を推薦で採りたがっています。
中学校長に推薦状を書いてもらうためには、推薦されるにふさわしい中学生でなければなりません。内申点が高いだけでは、難しいこともあります。
そのような生徒であれば、推薦するネタがあるので、学校長は推薦しやすいのではないでしょうか。
ちなみに我が娘は、内申点は基準ギリギリでしたが部活動で有り余る実績(部長としてレギュラーとして、団体戦県ベスト4で東海大会出場)を残していたので、学校長から推薦してもらうことができました。
内申点は基準ギリギリだけど、部活動の実績があるし、きっと校長から推薦してもらえると思うよ。あとは面接を頑張れば行けるかもしれないね。
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