推薦入試を狙いたくでも、実技教科が苦手だったりして推薦に必要な内申点が足りない場合は、一般入試でチャレンジすることになります。
内申点が低くても、諦めるのはまだ早いです。

実際、内申点が30ぐらいしかなかったのに、試験当日神が降臨したかのように問題がスラスラ解けてしまって、合格したなんていう話はまあまあ聞きます。(入学してから大変かもしれませんが……)
また、高専受験は推薦入試で不合格だったとしても一般入試で再チャレンジできる制度があります。
推薦入試で高専受験する人も、一般受験対策を怠ってはいけません。
一般入試対策は、傾向と対策が全てです。がんばっていきましょう。
高専ごとに異なる点数配分


一般入試での教科ごとの点数配分は学校ごとに違います。受験する高専の点数配分を、必ずチェックしておきましょう。
一般的に、理科と数学の点数配分が大きくなっていると思います。
1.5倍になっていたり、2倍になっていたり、高専によって傾斜配点は異なっているので確認しましょう。
合否は、内申点と学科試験の合計点で決まります。内申点は高いに越したことはありません。
高専入試の過去問を解いて傾向と対策を


普通高校の入試でも同じことですが、過去問が書店に並ぶようになったら、過去問をまず解いてみましょう。
4月、5月はまだ発売されていませんが、7月頃、遅くとも夏休み前には書店に並ぶようになると思います。
最初は難しくて全然解けないかもしれません。


国立高等専門学校の入試問題は学校ごとにバラバラではなく、国立ならどこの高専を受験しても全国同じ問題が出ます(私立や公立は残念ながら知りません)。


学校名を冠している過去問題集には、その学校の特徴や、科目毎の点数配分、前年度の入試情報などが載っています。
過去問を解くだけなら、どの問題集を購入しても同じです。
でもやはり学校名が付いていたほうが気分が盛り上がりますので、心理的に学校名が付いているものをお勧めいたします。


高専らしい入試問題
過去問題集を解き始めると気がつくことがあります。
英語の文章問題や国語の問題文に、技術や技術者、科学に関する文章が多い!
engineerとか、industryとか、technicalとか頻出しますし、英語の問題なのに計算用紙がついている問題があることだってあります。
公立高校の過去問とは、全く雰囲気が違うことに最初は面食らうかもしれませんが、高専を目指す子にとっては、ある意味とっつきやすい文章かもしれません。
数学や理科の問題も、工学に結びつきそうな問題が数多く出ます。
普通高校の過去問とは傾向が全く違いますので、過去問を何度も解き、高専の入試問題に慣れておきましょう。
ちなみに我が娘は、



高専の入試問題は難しくて無理!推薦目指す!
と言って、一般入試対策をしつつ内申点アップに注力し、推薦で合格いたしました。
推薦で合格しましたが、一般入試対策として、過去問20年分を3回どおりぐらいは解いてます。
高専の入試対策をしすぎて普通高校の入試対策が……


あるあるな話ですが、高専の一般入試は普通高校の入試問題とはあまりにも傾向が違うため、高専の入試対策をすればするほど、普通高校の入試問題が解けなくなる問題が発生します。
学習塾や学校などで受験校を決めるための模試やテストが行われるのですが、高専入試対策に特化しすぎると、これらのテストでの点数が伸び悩みます。
塾や学校での合格判定が低く出てしまっても、めげてはいけません。
普通高校と高専の入試問題傾向が違いすぎるということに理解のある先生なら、



高専は公立高校とは問題傾向が違うからしょうがないよな。高専の受験勉強ができているのならそれでいい!頑張れよ!
なんて言いながら笑って許してくれます。
理解のない先生は、説得するか、押し通すしかありません。
高専に不合格になっても、高専入試の後に私立高校入試や公立高校入試があるのだから、



ダメ元かもしれないけれど、高専にチャレンジだけでもさせて!
といえば親だって先生だって文句は言えないと思います。
最後の最後まで諦めずに、合格目指して勉強を頑張りましょう。
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